都美セレクション グループ展 2023 絵の辻|Intersection of Paintings 伊勢 周平 ⼩左 誠⼀郎 尾関 諒 中嶋 典宏

  • 会期:2023年6月10日(土)〜 7月2日(日)休室日:6月19日(月)
  • 開室時間:9:30〜17:30 *金曜日は 9:30 〜 20:00(入室は閉室の30分前まで)
  • 会場:東京都美術館 ギャラリーC
  • 観覧料:入場無料
  • 主催:糸会、公益財団法人東京都歴史文化財団 東京都美術館
  • 助成:公益財団法人 朝日新聞文化財団
  • 協賛:関東港業株式会社、ターナー⾊彩株式会社 | TURNER COLOUR WORKS LTD.
  • お問い合わせ先:itokai.painting(@)gmail.com

出品作家|Artists

影遊び
「影遊び」キャンバスに油彩、41 × 31.8cm、2019 - 2022年

伊勢 周平 ISE Shuhei

1986年山形県生まれ。画家。絵画の自在性を軸に、画家と観者のイメージ往還とその拡張を探求する。主な展覧会に、2022「Chasing Me/You Gone By」(Colloquium、仙台)、2021「The Shark」(ドイツ文化会館、東京)、2021「It’ ll be a frosty Friday」(3 階/3F、東京)、2020「ただの絵」(Takuro SomeyaContemporary Art、東京)。

百合
「百合」キャンバスに油彩、162 × 97cm、2022年

小左 誠一郎 OSA Seiichiro

1985年静岡県生まれ。画家。画題を「UPO(Unidentified Painting Object)」とし、絵画の根源的ななにかを生け捕りにすること、その不思議さに真っ向から対峙する。近年は描くことよりも塗ることによって、世界に新たな厚み(陰影)を与え続けている。ライフワークとして俳句を詠み、2020年に初の句集「101」を発行。主な展覧会に、2023「百合圏」(Yutaka kikutake Gallery、東京)、2022「仮のダリア」(TALION GALLERY、東京)、2020「鮭」(アキバタマビ21、東京)、2020「U P O」(Yutaka Kikutake Gallery、東京)。

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チューリップ 花瓶
「チューリップ 花瓶」キャンバスに油彩、89.5 × 93.5cm、2021年

尾関 諒 OZEKI Ryo

1986年愛知県生まれ。絵の具を掠らせる、筆を転がすなど微かな筆跡を積み重ね独自のマチエールの絵画を制作。主な展覧会に、2022「VOCA 展2022 現代美術の展望ー新しい平面の作家たちー」(上野の森美術館、東京)、2022「袖に月が昇る」(sprout curation、東京)、2021「The shark」(ドイツ文化会館、東京)、2020「A HAPPY NEW WORLD」(sprout curation、東京)、2020「海、メガネなど」(sprout curation、東京)。

「象」 1×4の木材、木の枝、布、溶剤系絵具、スクリーンインク、紙、顔料、レジン、接着剤、80 × 95 × 11cm、2022年

中嶋 典宏 NAKASHIMA Norihiro

1986年壱岐生まれ。様々な要素を使って、絵や立体物などを制作している。主な展覧会に、2022「Chapter 2」(HIGURE 17-15 cas)、2021「落蕾」(KOMAGOME 1-14 cas、東京)、2020「小雨」(Sprout Curation、東京)。

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企画概要|Statement

絵画は今⽇まで様々な表現⽅法を獲得してきました。また同時に、歴史の時々においてはメッセージや前時代へのカウンターを主張する⼿段としても機能し、発展してきました。しかし本展の出品作家4名は、そのような「⼿段としての絵画」から距離をとり、⾊や筆さばきなどの絵画における根本的な要素に改めて関⼼を寄せています。何が描かれていても⾊と筆致だけで⼈の心を動かす⼒が絵画にはある、本展はその表明としての作品が交差する場です。

糸会について

メンバーの4⼈は過去10年以上に渡り絵画について話し合い、互いの作品を鑑賞し、様々な展覧会を企画してきました。出品作家は本展のために集まったわけではなく、展覧会という⼀過性の枠組みを超え、絵画を求⼼⼒としてその繋がりを今⽇まで更新してきたメンバーであり、個々の制作においても有機的な関係を築いてきました。このような関係性を通して、いま改めて絵画の魅⼒を提⽰できればと思います。

イベント|Event

「⽷会の絵」

出品作家と O JUN とのトーク。

  • 日時:2023年6月17日(土)14:00 〜 16:00
  • 定員:50名
  • 会場:東京都美術館 スタジオ
  • 参加費:無料
黒いチューリップ
「黒いチューリップ」キャンバスに油彩、45.5 × 38cm、2023年

O JUN

1956 年東京生まれ。画家。絵画を中心に、画家の描く行為を様々な画材や技法、アクションなどで試行する。主な展覧会に、2022「ペイン天狗」(カスヤの森現代美術館、神奈川)、2021「五月女哲平+O JUN」(ガレリア フィナルテ、愛知)「目 対 絵」(VOU/ 棒 gallery、京都)、2021「小林正人+O JUN」(藝大油画第3 研究室、茨城県東京藝大取手校地)、2020「桃のある遠景―1990 年の仕事から」(ART DRUG CENTER、宮城)。

アクセス|Access

東京都美術館

〒110-0007 東京都台東区上野公園8-36

  • JR上野駅「公園改札」より徒歩7分
  • 東京メトロ銀座線・日比谷線上野駅「7番出口」より徒歩10分
  • 京成電鉄京成上野駅より徒歩10分

※駐車場はございませんので、車でのご来館の際はご注意ください。